ランニングウェアはユニクロで十分か【初心者向け結論】
こんな人に向けて、私の実体験をもとに記事を書きます。
私自身、走り始める前にまったく同じことで悩んでいました。スポーツ用品店に並ぶウェアは決して安くなく、続くかどうか分からない段階でそこにお金をかける気にはなれませんでした。今は「歩かず完走」に向けて練習を積み重ねている最中で、ウェアについても何が必要で何が不要かの線引きがかなりはっきりしてきています(本記事はその実録です)。
この記事を読むと、ユニクロやワークマンで走り始めていいのか迷わず判断できる状態になれます。無駄な出費も、間違った選び方で体を痛めることも避けたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
正直、ユニクロで十分なら一番助かるんですが
結論:走り始めはユニクロ・ワークマンで十分。避けるべきは綿Tシャツだけ
先に結論を出します。ランニングを始める段階のウェアは、ユニクロやワークマンで十分です。スポーツブランドの専用ウェアを最初から揃える必要はありません。ただし1つだけ、絶対に避けてほしいものがあります。それが綿素材のTシャツです。
綿のTシャツは汗を吸うと乾きにくく、体にべたっと張りついたまま走り続けることになります。汗が乾かない状態が続くと、体温が奪われて汗冷えを起こしやすくなりますし、濡れた生地が肌にこすれて脇や乳首まわりが擦れてしまうこともあります。ユニクロにもワークマンにも普通の綿Tシャツは売っていますが、ランニング用に選ぶなら、この棚には手を伸ばさないというのが最初の分かれ道です。
逆に言えば、綿さえ避ければユニクロ・ワークマンで何を選んでも大きな失敗にはなりません。この線引きさえ持っておけば、ウェア選びで迷う時間はかなり減らせます。

唯一の必須条件は「速乾素材」であること
ユニクロでもワークマンでもスポーツブランドでも、値段やブランドに関係なく守るべき条件はひとつだけです。それが速乾素材であることです。
速乾素材とは、汗を繊維の外側にすばやく移動させて蒸発させる加工がされた生地のことです。ユニクロなら「エアリズム」「ドライEX」、ワークマンなら「イージス」シリーズなど、速乾をうたった商品にはたいてい商品タグやオンラインストアの説明に「速乾」「吸汗速乾」といった表記があります。買うときはこの表記の有無だけを確認すれば十分で、ブランドやデザインで悩む必要はありません。
私自身、8月1日に7.5kmを42分(キロ5分38秒、平均心拍169・最大185)で走った日のように、真夏の練習では汗の量がかなり多くなります。夏場は同じペースでも心拍が10bpm近く上がりやすく、汗も比例して増える感覚があります。こういう日に速乾素材のシャツを着ているかどうかで、走り終えたあとの不快感がまったく違います。速乾素材でさえあれば、それが数千円のユニクロのシャツでも、走る機能としては十分に役割を果たしてくれます。
ユニクロ・ワークマンで揃えられるアイテム別ガイド
ここからは部位別に、ユニクロ・ワークマンで何を選べばいいかを具体的に見ていきます。
トップス:エアリズム系・ドライEX系のTシャツ
トップスはユニクロの「エアリズムコットンTシャツ」ではなく、綿を含まない「エアリズムTシャツ」や「ドライEX」シリーズを選びます。実売1,500〜2,500円前後で買えるものが多く、色やサイズの選択肢も豊富です。ワークマンなら「イージス」シリーズのTシャツが同じ価格帯で並んでいて、どちらも普段使いのスポーツウェアとして問題なく使えます。
ボトムス:ワークマンのランニングパンツ・ハーフパンツ
ボトムスはワークマンの動きやすさが特に評価されている領域です。ストレッチの効いたランニング用ハーフパンツやロングタイツが2,000〜3,000円前後で手に入り、走る動作を妨げません。私も普段の練習は5〜10kmが中心で、まだそこまで距離を伸ばしていない段階ですが、この価格帯のボトムスで不便を感じたことはありません。
アウター:ワークマンの防風・撥水ジャケット
肌寒い季節に走るなら、ワークマンの防風・撥水ジャケットが役立ちます。作業服由来の機能素材を扱っているワークマンは、風を通しにくく、多少の雨もはじく軽量ジャケットを3,000〜5,000円前後で揃えています。ランニング専用をうたっていなくても、速乾性と防風性さえあれば練習用としては十分に機能します。
正直、ワークマンでそこまでできるとは思っていませんでした
スポーツブランド品との違いが出る場面:長距離・レース・雨
ここまで「ユニクロ・ワークマンで十分」と書いてきましたが、例外がないわけではありません。差が出やすい場面が3つあります。
長距離を走るようになったとき
走行距離が20kmを超えてくると、生地が肌にこすれる回数そのものが増えます。ユニクロ・ワークマンの速乾素材でも大きな問題は起きにくいのですが、脇や内もも、乳首まわりなど擦れやすい部位に限っては、スポーツブランドが縫い目の少ないフラットシーム設計や専用のテーピングを施していることがあり、長時間の擦れ対策としては一枚上手です。私自身、7月18日に13.66kmを82分(キロ6分02秒、平均心拍163)で走った日は、まだ大きな擦れは感じませんでしたが、距離が伸びるほどこのあたりの差はシビアになってくると聞きます。20km以上を走る練習が増えてきたタイミングで、擦れやすい部位だけミズノ ドライサイエンスTシャツ(提携リンク準備中)のようなランニング専用ウェアに切り替えるのも一つの方法です。
レース本番のとき
レース本番は数時間ノンストップで動き続ける特殊な状況です。汗の量も練習時より多くなりやすく、軽さ・伸縮性・通気性のすべてが練習より高いレベルで求められます。この場面では、レース用に設計されたスポーツブランドのシングレットやランニングパンツの方が、体への負担が少ない実感を持つランナーが多いようです。当日の服装を気温別にどう組み立てるかはマラソン当日の服装は気温で決まるで詳しくまとめているので、レースが近づいてきたらあわせて確認しておくと安心です。
雨天時
雨の中を走る場合は防水性が明確に差になります。ワークマンの撥水ジャケットは小雨程度なら十分ですが、本降りの雨や長時間の使用では、スポーツブランドの防水設計されたレインジャケットの方が快適さを保ちやすい傾向があります。荒天のレースや雨の日の練習を習慣にしたい場合はアシックス ランニングジャケット(提携リンク準備中)のような防水性の高いアウターを検討する価値があります。
段階的な買い足し方
ウェアは一度に全部揃える必要はありません。私が考える買い足しの順番は次の通りです。
まず走り始める段階では、ユニクロかワークマンで速乾素材のTシャツとパンツを1〜2セット用意すれば十分です。綿素材だけ避ける、というルールさえ守れば、それ以上悩む必要はありません。シューズなど他に何を用意すべきかはランニング初心者に必要なものリストで必須・あると快適・後でいいの3段階に整理しているので、ウェアと合わせて確認しておくと全体像がつかみやすくなります。
走る習慣がつき、10km、20kmと距離が伸びてきたら、擦れやすい部位や汗の量が多い部位に限ってスポーツブランドの速乾Tシャツを1枚買い足します。すべてを入れ替える必要はなく、気になる部位からで構いません。
レースの日程が決まり、本番が近づいてきたら、レース用のウェアと天候対応のアウターを検討します。ここまで来て初めて、スポーツブランドの専用設計が生きてくる場面が本格的に増えてきます。
【挿入画像:ユニクロのエアリズムTシャツとスポーツブランドのシングレットを並べて撮影した比較写真】
私が実際どんなウェアで走っているか
普段のTシャツやパンツはユニクロ・ワークマンで揃えていますが、ジャケットなど機能性を求めるアイテムを買うときはアルペンなどのスポーツ量販店に足を運ぶことが多いです(私はアルペン派です)。ブランドにこだわっているわけではなく、単純に近所で実物を試着できるからという理由です。
正直に書くと、私も走り始めた頃はウェアにこだわりがなく、手持ちの服で走っていた時期がありました。今は練習量が増え、6月21日に20.32kmのLSDを2時間07分(キロ6分17秒、平均心拍147)で走るような日も出てきていますが、この距離でもまだユニクロ・ワークマンで揃えたウェアで問題なく走れています。距離が伸びてきたときに感じた変化があれば、この記事にも追記していくつもりです。
結局、ユニクロ・ワークマンで十分。分かれ道は綿かどうかだけ
ランニングウェアは、スポーツブランドでなければ走れないわけではありません。ユニクロやワークマンでも、速乾素材のものを選べば練習として十分に機能します。守るべき条件はただひとつ、綿のTシャツだけは避けるということです。
長距離を走るようになったとき、レース本番、雨天時といった特定の場面では、スポーツブランドの専用設計に分があります。ですが、それは走る距離やシーンが変わってから考えれば十分な話です。走り始めの今は、手持ちの服とユニクロ・ワークマンの速乾ウェアで、まず一歩を踏み出してみてください。
じゃあ、まずはエアリズムのTシャツを見に行ってみます