マラソン当日の服装は気温で決まる【実録・目安表】
こんな人に向けて、私の実体験をもとにこの記事を書きます。
正直に言うと、私も毎回この服装選びで悩みます。今、私は2026年11月15日のひたちシーサイドマラソンと、2027年2月14日のさいたまマラソンという、気温帯の違う2つの大会に向けて、それぞれの服装計画を実際に組み立てている最中です(本記事はその実録です。まだ本番の結果は出ていません)。
この記事を読むと、当日の気温から着るものを逆算できるようになり、「スタート前は寒いのに、走ると暑い」という矛盾した状況に、迷わず対応できるようになります。
天気予報を見ながら「結局、何を着ればいいんだろう」と悩んでいる人は、ぜひ最後までご覧ください。
気温別に目安があるなら、それだけでもかなり助かります
結論:気温帯別の服装早見表
まず結論です。マラソン当日の服装は、スタート時点の気温を基準に、以下の4段階で考えるのが一般的な目安とされています。あくまで目安なので、風の強さや雨の有無によって調整してください。
- 15度以上:半袖シャツ+ショートパンツ。汗冷えを気にするより、走り出してからの暑さ対策を優先する気温帯です。
- 10〜15度:半袖またはノースリーブ+アームカバー、または長袖の薄手シャツ1枚。下は短パンかカプリ丈が動きやすいとされています。
- 5〜10度:長袖シャツ(薄手)+アームカバーか手袋。スタート前は上に羽織りを足して、直前に脱ぐスタイルが定番です。
- 5度未満:長袖+手袋+耳や首まわりのカバーまで検討する気温帯。厚着しすぎると走り出してから汗だくになりやすいので、レイヤーを薄く重ねる意識が必要です。
私が挑む2大会で言うと、11月中旬のひたちシーサイドマラソンはスタート時10度前後、2月中旬のさいたまはスタート時5度前後になることが多いとされています。同じ「秋冬マラソン」でも大会によって服装の判断がまったく変わるので、この早見表は毎回、直前の天気予報とセットで見直すようにしています。
スタート待機の防寒:使い捨てカッパと「捨てTシャツ」文化
服装選びで見落とされがちなのが、スタートライン到着からスタートの号砲が鳴るまでの「待機時間」です。会場に早く着くほど、この待機時間は長くなり、走る前の体はどんどん冷えていきます。
ここで役立つのが、大会当日ランナーの間で定着している「捨てTシャツ・捨て上着」の文化です。着古したTシャツやパーカー、使い捨てのレインポンチョを本来の服の上に重ね着し、スタート直前に脱いで荷物置き場や沿道の回収ボックスに置いていくというやり方です。多くの大会でこうした衣類は主催者側が回収し、リサイクルや寄付に回されているので、マナー違反にはなりません(詳細は各大会の公式案内を確認してください)。
薄手で軽く、体を包み込めるものであれば何でも構いません。特にワークマン 使い捨てレインポンチョ(提携リンク準備中)のような軽量タイプは、荷物にならず、スタート直前に脱いでその場に置いていけるので、待機時間の防寒アイテムとして定番になっています。厚手のダウンやフリースは暖かい反面、スタート直前に脱いで持ち運ぶ手間が出るので、私は使い捨てできる薄手のものを選ぶようにしています。
「走り出して10分後に暑いと感じる服装が正解」の原則
でも、待機中に寒いからってしっかり着込んだら、走り出してから暑くなりませんか?
服装選びでいちばん間違えやすいのが、「スタート時点で寒くないか」を基準に厚着してしまうことです。マラソンは体を動かし続ける競技なので、走り出せば体温はどんどん上がっていきます。そのため、ランニングウェアの世界では「スタート直後にちょうどいいと感じる服装ではなく、走り出して10分後に少し暑いと感じるくらいの服装がちょうどいい」という考え方が定番の目安として語られています。
つまり、スタートライン上で「ちょっと肌寒いかな」と感じるくらいの薄着が、実は正解に近いということです。この感覚は最初はなかなか信じにくく、私自身も練習の中で何度か「今日は寒いから」と着込みすぎて、序盤から汗だくになった経験があります。逆に、薄着すぎて後悔したことは、走り出してしまえばほとんどありませんでした。この体感の差は、実際に何度か試してみないと納得しづらい部分だと思います。
判断に迷ったときは、待機中の防寒は「捨てTシャツ・捨て上着」に任せ、実際に走るウェア自体は「ちょっと薄いかな」と感じるレベルに留めておく、という役割分担で考えると整理しやすくなります。
手袋・アームカバーの調整術
気温帯別の服装で悩みやすいのが、手袋とアームカバーの扱いです。これらは上下の服と違って、走りながら簡単に着脱・調整できるという特性があります。
手袋は、スタート時に寒くても、体が温まってくると真っ先に暑さを感じる部位のひとつです。私は薄手の手袋を着けてスタートし、体が温まってきたら片方ずつ外して、ウェストポーチやポケットにしまうようにしています。両手同時に外すより、片方ずつのほうが走りながらでも安全に行えます。
アームカバーも同様に、暑くなってきたら手首側からずらして腕まくりのようにたくし上げるだけで、体温調節ができます。完全に外して沿道に落とすよりも、腕にたくし上げたまま走り続けるランナーをよく見かけますが、これは給水のたびに脱ぎ着する手間を省くための実用的な工夫だと思います。私もCW-X アームウォーマー(提携リンク準備中)のような薄手で伸縮性のあるタイプを使い、暑くなったらまくり上げる前提で選ぶようにしています。
10〜15度の気温帯では、この手袋・アームカバーの有無だけで体感がかなり変わるので、「服はやや薄めにして、手袋とアームカバーで微調整する」という組み立て方が、私にとっては一番失敗が少ないやり方です。
私の当事者性:11月ひたちシーサイドマラソンと2月さいたま、2つの気温帯への準備
この記事を書いている今、私は服装計画を「机上の目安」で終わらせず、実際の2大会に当てはめて準備しています。
2026年11月15日のひたちシーサイドマラソンは、スタート時の気温が10度前後になることが多いとされる時期です。早見表で言えば「5〜10度」と「10〜15度」の境目にあたるので、長袖の薄手シャツか、半袖+アームカバーのどちらにするかを、直前の予報で最終判断するつもりでいます。待機中は捨て上着で防寒し、スタート直前に脱ぐ計画です。
2027年2月14日のさいたまマラソンは、さらに気温が下がることが予想される時期での開催です。「5度未満」の目安に近づく可能性が高く、手袋は必須、耳や首まわりのカバーも検討に入れています。同じ「秋冬マラソン」でも、この2大会だけでこれだけ服装の判断が変わるという事実は、実際に両方を準備してみて初めて実感したことです。コースの高低差や攻略ポイントについてはさいたまマラソン コース攻略|高低差から見る勝負ポイントでまとめているので、服装とあわせて確認しておくと当日の準備がしやすくなると思います。
服装以外の当日装備もあわせてチェック
服装の判断がついたら、次に考えたいのが服装以外の持ち物です。ワセリンや靴下、補給食など、当日の快適さを左右する要素は服装だけではありません。当日忘れ物がないようにまとめてチェックしたい方はマラソン 持ち物チェックリストを、前日の過ごし方や食事のタイミングまで含めて準備したい方はマラソン 前日の過ごし方をあわせてご覧ください。

「でも私の場合は」に先回りして答える
一般的な目安は分かったけど、それでも当日の天気次第で不安なんですが…
最後に、よくある疑問に先回りして答えておきます。
雨が降りそうな場合はどうする? 私は雨予報のときは、体温が奪われやすくなることを前提に、目安の気温帯より1段階厚めの服装を選ぶようにしています。使い捨てポンチョは雨対策としてもそのまま使えるので、待機中はもちろん、スタート直後の小雨程度なら着たまま走ることも検討しています。
風が強い日はどう調整する? 風は体感温度を大きく下げるとされているので、気温の数字だけでなく風速も確認したうえで、アームカバーや手袋を「念のため持っていく」選択をするようにしています。使わなければポケットにしまえばいいだけなので、迷ったら持っていく、が私の基準です。
厚着と薄着、どちらで失敗するほうがましか? 私自身の練習での実感では、薄着で後悔することはほとんどなく、厚着で序盤から汗だくになって後半崩れることのほうが多かったです。判断に迷ったときは、思っているより一段薄めを選ぶ、というのが今の私の結論です。
この服装計画がひたちシーサイドマラソンとさいたまの本番でどこまで機能したかは、レース後にこの記事へ追記していく予定です。同じように当日の服装で悩んでいる方にとって、目安であると同時に、実際に試した記録として役立てば嬉しいです。
レース後の答え合わせ、楽しみにしてます