対象読者: 仕事・育児で週2回しか走れない会社員。「週4〜5回走れ」という記事を見て諦めかけている人

フルマラソン週2回練習で完走は狙えるか

ゆう
  • 「週4〜5回走ってください」を見るたびにため息が出る
  • 仕事と育児で、走れるのはどう頑張っても週2回
  • このままじゃ完走すらできない気がしている

こんなことに悩んでいませんか?

こんな人に向けて、私の実体験をもとにこの記事を書きます。

正直に言うと、私自身も走れるのは週2〜3回が現実です。夏場は仕事と家庭の予定が重なって、その2回すら怪しくなる週もあります。それでも今、限られた週2回を何に使うかを組み立てながら、2026年11月15日のひたちシーサイドマラソンで「歩かず完走」に向けて解決に向かっています(本記事はその実録です。まだ結果は出ていません)。

この記事を読むと、週4〜5回走れなくても完走が狙える理由と、週2回という限られた回数を何に割り当てるべきかの優先順位、そして「今週は1回しか走れなかった」というときの割り切り方がわかります。

「週2回しか走れないから完走は無理かもしれない」と諦めかけている人は、ぜひ最後までご覧ください。

読者

週2回で本当に大丈夫なんですか?正直半信半疑です

ゆう

私も最初は半信半疑でした。でも大事なのは回数じゃなく、その2回に何を割り当てるかです

想定しているのは、私と同じように「週4〜5回走るのが理想なのはわかっているけれど、仕事と家庭を考えると物理的に無理」という方です。回数が少ないこと自体を責める必要はありません。問題は、少ない回数をなんとなく消化してしまい、完走に本当に必要な要素にたどり着けていないことです。この記事では、週2回という制約を前提にした上で、何を優先し、何を諦めるかを具体的に整理します。

結論:週2回でも完走は狙える。ただし週末ロング走の質がすべて

先に結論から書きます。週2回の練習でもフルマラソン完走は狙えます。ただし条件があります。その2回のうち1回を、週末のロング走として質高く積み上げられているかどうかです。

完走できるかどうかを決めるのは、週の練習回数の多さではなく「脚が42.195km分の負荷に耐えられる状態を作れているか」です。この状態を作れるのは、平日の短いジョグを何回積んでも難しく、一定時間以上脚に負荷をかけ続けるロング走の経験値がものを言います。極端に言えば、週5回5kmずつ走るより、週2回のうち1回を20km前後のロング走にあてているほうが、完走という目的には近づきやすいというのが私の実感です。

私自身、6月に20.32kmを2時間07分(キロ6分17秒、平均心拍147)で走った週は、その週の練習が実質このロング走1本だけでした。それでも「これなら42km分の負荷にも段階的に近づける」という手応えがあり、回数の少なさに対する不安がかなり和らいだのを覚えています。

週2回の優先順位:ロング走>ジョグ

週2回しか枠がないなら、優先順位をはっきりさせる必要があります。答えはシンプルで、ロング走を先に確保し、余った枠にジョグを入れる、この順番です。逆にしてはいけません。

ジョグはあくまで心肺機能と脚のベースを維持するための練習です。なくても致命的ではありませんが、あるに越したことはない、という位置づけです。一方でロング走は、完走に必要な「後半まで脚が持つ状態」を作る唯一の練習です。ここを削ると、いくら平日のジョグを頑張っても、本番の後半で足が売り切れるリスクは下がりません。

したがって週2回のスケジュールを組むときは、まず週末のどちらか1日にロング走を固定で入れ、それが確定してから、もう1日をどう使うかを考える、という順番で組み立てるのが現実的です。詳しい原因の分解や練習メニュー全体の考え方はフルマラソン 歩かず完走の練習メニューで詳しく扱っていますが、この記事では「週2回しかない」という制約に絞って優先順位を整理します。

ゆう

ジョグを削るのは不安に感じるかもしれませんが、ロング走さえ守れていれば大きくは崩れません。私自身、平日ジョグがゼロの週はよくあります。

週2回の1週間モデル

T3_週2回の1週間モデル.png

具体的な組み方はこうです。曜日は固定する必要はなく、自分の生活リズムに合わせてズラして構いません。

  • 週末のどちらか1日:ロング走(15〜25km、会話できる強度) 完走に直結する本丸の練習。距離は数週間かけて段階的に伸ばす。
  • もう1日(平日でも週末でも可):ジョグ(5〜10km、ゆっくりペース) 心肺と脚のベースを落とさないための維持練習。無理にペースを上げない。
  • 残りの日:休養、または余裕があればクロストレーニング 私自身はプールスイム(約1kmを月1〜2回)やロードバイク(50km超のロングライドも含む)を、走らない日の気分転換として取り入れています。走る練習の代わりというより、脚を休めながら心肺には刺激を入れたいときの選択肢です。

このモデルの肝は、2回のうちどちらか一方だけは絶対に死守する、という優先順位を先に決めておくことです。両方こなせたらラッキー、くらいの気持ちでいたほうが、忙しい週でも練習を続けやすくなります。

週2回すら守れない週の割り切り方

🖼カレンダー風の図。土日のうち1マスに「ロング走」の印がつき、平日のジョグ予定マスには大きく×印がついている、割り切りを表現したシンプルなデザイン

正直に言うと、週2回すら守れない週は私にもあります。仕事が立て込む、子どもの体調が悪い、単純に疲れが抜けない。理由はいろいろですが、そういう週は普通に発生します。

そのときの割り切り方は明確で、ロング走だけは死守し、ジョグはあっさり諦める、これに尽きます。ロング走を削ってジョグだけ残す、という選択は完走という目的から見ると本末転倒です。ジョグを1回やらなかったところで、完走できるかどうかへの影響はごくわずかです。一方でロング走を数週連続で飛ばすと、脚が42km分の負荷に耐える準備が止まってしまいます。

もう一つ大事な考え方は、「週2回すら無理だった週」を失敗と捉えないことです。私は、月単位でロング走の本数と距離が伸びていれば、途中の凸凹は気にしないようにしています。1週間単位で自分を追い詰めると、続けること自体が苦しくなってしまいます。

読者

それでも1回もできなかった週があると、焦りませんか?

ゆう

焦りますよ、正直。でも1週間止まったところでゼロに戻るわけじゃないので、翌週のロング走を淡々と積むようにしています。

週2回という前提そのものをどう考えるか、もう少し広い視点で整理したい方はフルマラソン 練習は週何回が正解かも参考にしてください。

私の週2〜3回の実データ(Garmin実測)

🖼Garminのアクティビティ一覧画面のスクリーンショット。日付・距離・タイム・平均ペース・平均心拍が並んだ実際の記録リスト

言葉だけで「週2回でも大丈夫」と言っても説得力がないので、直近の実データをそのまま出します。私は全練習をGarminで記録しており、この数字は実測値です。

  • 6/21 ロング走 20.32km/2時間07分(キロ6分17秒)/平均心拍147・最大182
  • 8/11 10.58km/61分(キロ5分47秒)/平均心拍156・最大179
  • 7/18 13.66km/82分(キロ6分02秒)/平均心拍163・最大184
  • 8/1 7.5km/42分(キロ5分38秒)/平均心拍169・最大185(夏場は同じペースでも心拍が上がりやすい)
  • 6/7 トレッドミル 11.03km/54分(キロ4分55秒)/平均心拍159・最大189

普段は5〜10kmを週2〜3回というのが正直なところで、特に7〜8月の夏場は暑さの影響で5km台のジョグが中心になり、練習の質も量もはっきり落ち込みます。この記録が示しているのは、完璧に週2回をこなせているランナーの記録ではなく、崩れながらもロング走の頻度だけはなんとか維持しようとしている記録です。それでも「やらないよりはいい」と割り切って記録を止めないことが、週2回前提のランナーには一番大事だと考えています。走行データを毎回きちんと残しておくと、こうした凸凹も含めて自分の傾向が見えてくるので、GPSランニングウォッチは持っておいて損はありません。Garmin ランニングウォッチ(提携リンク準備中)

「でも私の場合は」に先回りして答える

ここまで読んでも、それでも不安が残る方のために、よくある疑問に先に答えておきます。

週2回で30km近いロング走までたどり着けますか? たどり着けます。ただし一気に伸ばすのではなく、数週間かけて前回比プラス2〜3km程度で段階的に伸ばすのが安全です。週2回しか練習機会がない分、1回のロング走の重みは大きいので、無理に距離を伸ばして故障するより、着実に伸ばすことを優先しています。

週末に子どもの用事が入って、ロング走ができない週はどうしますか? その週は素直に諦めます。平日の隙間時間に、いつもより少し長めのジョグを入れられればそれで十分です。無理に週末を確保しようとして家庭内の優先順位を崩すと、練習そのものが続かなくなるほうが怖いと思っています。

週2回のうち、どちらもペースが遅くても完走に近づけますか? 近づけます。完走を目標にする段階では、ペースより「その距離を歩かずに走り切れるか」のほうがはるかに重要です。私自身、キロ6分15秒前後・心拍150前後で「会話できる強度」を保つことをロング走の基準にしていて、速さより継続を優先しています。

週2回という前提で、ひたちシーサイドまで積み上げる

週2回という制約は、これから3か月近く消えるものではありません。仕事と家庭がある以上、それが現実的な前提です。だからこそ私は、週の回数を増やそうと無理をするのではなく、限られた2回の中身をどう組むかにこだわることにしました。ロング走を最優先で確保し、ジョグは余裕があればやる。週2回すら守れない週は、ロング走だけ死守してあとは割り切る。これが今の私のやり方です。

補給計画も同じで、回数が少ないからこそ、ロング走の中で本番と同じ補給を試しておく重要性が増します。この点は30km走 補給タイミングで詳しく書いています。

正直、この考え方がすべて正しいという保証はありません。それでも、週4〜5回走れる人と同じ土俵で戦おうとするより、週2回という手持ちのカードで完走に近づく道を探すほうが、今の私には現実的だと感じています。ひたちシーサイドのレース後には、この週2回モデルがどこまで機能したのかも追記していく予定です。

読者

週2回でも、やり方次第なんですね

ゆう

はい。回数の少なさを言い訳にするか、その2回の使い方にこだわるかの差だと思っています。