対象読者: フルマラソンを1回完走(5時間半〜6時間程度)した経験があり、次はサブ5(5時間切り)を目指している、週2〜3回しか練習時間が取れない30代会社員ランナー

サブ5達成の練習メニュー【フルマラソン実録】

ゆう
  • フルは完走できたけど、タイムは5時間半〜6時間
  • ペースを上げようとすると、後半で急に脚が動かなくなる
  • 「あと少し」のはずなのに、その「少し」がどうしても縮まらない

こんなことに悩んでいませんか?

こんな人に向けて、私の実体験をもとにこの記事を書きます。

正直に言うと、私も同じ場所を通ってきました。前回の東京マラソン2025(2025年3月)は、20km手前から歩いてしまい、タイムは4時間52分でした。歩きを挟んでも、結果としてサブ5には収まっていました。今、私は次のひたちシーサイドマラソンで「歩かず完走」を果たし、その延長線上で、歩かず・余裕を持ったサブ5を実現するための練習を積み重ねながら、解決に向かっています(本記事はその実録です。まだ結果は出ていません)。

この記事を読むと、サブ5を「気合いで頑張る」ものではなく「キロ7分ペースを守り切る」という具体的な基準で捉えられるようになり、週2〜3回の練習でその基準を体に染み込ませる現実的なメニューがわかります。

フルは完走できたけど、サブ5にはまだ届いていない——そんな悩みを抱えている人は、ぜひ最後までご覧ください。

読者

3つとも当てはまります…

ゆう

私も同じです。だからこそ、根性ではなく数字で攻略していきます。

想定しているのは、「フルマラソンを1回完走したけれど、タイムは5時間半〜6時間程度」という方です。すでに完走という一番大きな壁は越えているので、あとは走力そのものではなく「ペースの管理」と「歩かないこと」の精度を上げるだけで、サブ5に届く可能性が高いと私は考えています。この記事では、その2点に絞った、平日忙しい会社員でも回せる現実的なメニューを紹介します。

サブ5の正体は「キロ7分ペースを守り切る」こと

🖼電卓とマラソンコースの地図を並べたイメージ、または「42.195km ÷ 5時間 = キロ7分06秒」の計算式が書かれたノートの写真

サブ5、つまり5時間切りと聞くと身構えてしまいますが、数字に分解すると単純です。42.195kmを5時間(300分)で走り切るには、平均でキロ7分06秒のペースが必要になります。裏を返せば、キロ7分のペースを最初から最後まで崩さずに走り切れれば、それだけで4時間55分22秒でゴールでき、5分近い余裕を持ってサブ5を達成できる計算になります。

私がこの記事で伝えたい結論はここに尽きます。サブ5は「速く走る」挑戦ではなく「キロ7分を守り切る」挑戦だということです。そして、キロ7分を守り切れなくなる最大の原因は、後半に脚が売り切れて歩いてしまうことです。極端に言えば、歩く時間さえゼロにできれば、サブ5はほぼ手に入ります。

S1_サブ5の分岐点.png

歩かず完走をテーマにしたフルマラソン 歩かず完走の練習メニューでは、後半に歩いてしまう3つの原因(ペース設定ミス・エネルギー切れ・筋持久力不足)を分解しました。サブ5を狙う段階でも、潰すべき原因は基本的に同じです。違うのは、「歩かない」というゴールに加えて「キロ7分」という具体的な数字の物差しを持つことです。

実は今のペースなら足りている——Garmin実データで確認する

🖼Garminのアクティビティ一覧画面。複数の練習記録が並び、ペース欄がキロ7分より速い数値ばかりが目立つスクリーンショット

ここで一度、自分の実データを見てみます。

  • 6/21 ロング走 20.32km/2時間07分(キロ6分17秒)/平均心拍147
  • 8/11 10.58km/61分(キロ5分47秒)/平均心拍156
  • 7/18 13.66km/82分(キロ6分02秒)/平均心拍163
  • 8/1 7.5km/42分(キロ5分38秒)/平均心拍169(夏場は心拍が上がりやすい)
  • 6/7 トレッドミル 11.03km/54分(キロ4分55秒)/平均心拍159

見ての通り、直近の練習ペースはすべてキロ7分より速く、サブ5に必要な水準は普段の練習の中でとっくにクリアしています。つまり私の課題は「速く走れるようになること」ではなく、「このペース感覚を42.195kmという距離、レース終盤の疲労がたまった状態でも崩さず持たせられるかどうか」に絞られます。これは走り始めた頃には見えていなかった視点で、Garminで記録を続けてきたからこそ気づけたことです。

ゆう

ペースだけ見ると余裕そうなのに、前回歩いてしまったのが悔しいところです。距離が伸びると別物になる。

週2〜3回でできる「サブ5」練習メニュー(タイム意識版)

🖼週間スケジュール表の図解。月〜日の7マスに「ジョグ」「レースペース走」「ロング走」「休養」が色分けで配置されたカレンダー風デザイン

歩かず完走を目指した基本メニュー(フルマラソン 歩かず完走の練習メニューで解説)は、平日ジョグ+週末ロング走という型でした。サブ5を狙うにあたっては、この型に「タイム意識」の要素を1つだけ加えます。それが「レースペース走」です。

  • 平日:ジョグ1〜2回(5〜10km、ゆっくりペース) ベース維持が目的。ここは歩かず完走メニューと同じで変えません。
  • 週末:ロング走1回(15〜25km、会話できる強度) 脚を作る本丸。ここも歩かず完走メニューと同じです。
  • 月1〜2回:レースペース走(10〜15km、キロ7分ジャストを守る練習) ここが新しく加える要素です。普段のジョグより速く感じるくらいの余裕を持たず、あえて「キロ7分」という目標ペースそのものを、時計を見ながら守り切る練習をします。

レースペース走の目的は、体力をつけることではありません。「キロ7分のペース感覚を体に覚え込ませ、レース本番で速すぎず遅すぎない入りができるようにする」ことです。普段のジョグが無意識にキロ6分前後で走れてしまう分、逆に「あえて抑えて7分で走る」感覚は、実際にやってみると思ったより難しいというのが私の実感です。

読者

え、わざと遅く走る練習が必要なんですか?

ゆう

はい。速く走れることと、狙ったペースをピタリと守れることは、実は別のスキルなんです。

レースペース走を行う際は、GPSウォッチのペースアラート機能を使うと、目標ペースから外れたときにすぐ気づけて修正しやすくなります。私が使っているようなGarminのGPSランニングウォッチ(提携リンク準備中)であれば、キロ7分から一定以上ずれたときに振動で知らせてくれる設定ができ、感覚だけに頼らずペースを管理できます。

ペース配分をレース全体でどう組み立てるか

サブ5達成のカギは、練習だけでなく本番のペース配分にもあります。前半に貯金を作ろうとキロ6分台で入ってしまうと、後半の失速幅が大きくなり、結果的に歩くリスクが上がるというのがフルマラソン 歩かず完走の練習メニューで整理した反省です。サブ5を狙う場合、理想は前半から一定してキロ7分前後を刻み、後半も落差を最小限に抑える「イーブンペース」に近い走り方です。給水所での減速やトイレ休憩を差し引いても5分の余裕があれば、多少のロスタイムは吸収できます。この具体的な配分の作り方についてはサブ5 ペース配分 何分/kmで詳しく扱う予定です。

「でも私の場合は」に先回りして答える

読者

理屈はわかったけど、それでも本番で崩れそうで不安です…

前半で気持ちよく入ってしまい、後半キロ7分を守れなくなったら? 正直、これが一番怖いパターンです。私自身、レースペース走のときでさえ、最初の数kmはついペースが速くなりがちです。対策として、最初の5kmだけは意識的に「遅すぎるかな」と感じるくらいに抑える練習を、レースペース走の中でも繰り返しています。

給水やエネルギー切れでペースが乱れたら? キロ7分ペースには数分の余裕があるので、給水所での多少の減速は許容範囲です。ただしエネルギー切れによる大きな失速は別問題で、これは補給計画で防ぐしかありません。補給食の選び方はマラソン 補給食 ジェル比較にまとめています。

サブ5を狙うと、また後半に歩いてしまうのでは? その不安はもっともです。だからこそ私は、サブ5を「速く走る目標」ではなく「歩かないための目標」として捉え直しています。キロ7分は、多くの市民ランナーにとって歩かずに押し切れる現実的なペースです。速さを追いかけるのではなく、このペースを最後まで守り切ることに集中する。それが結果的にサブ5になる、という順番で考えています。

歩いてサブ5は経験済み。次は歩かずサブ5、その先のサブ4へ

🖼ひたちシーサイドマラソンのコースマップ、または「2026.11.15」と日付が入ったカレンダーにマーカーで印がついた写真

私の今のフルマラソンの記録は、20km手前から歩いてしまっての4時間52分です。歩いても届いたという意味では、サブ5はすでに一度クリアしています。次のひたちシーサイドマラソンでは、まず歩かず完走することを目標にし、その延長線上でキロ7分ペースを守り切った、余裕のあるサブ5を実現し、さらにその先の2027年2月14日のさいたまマラソンではサブ4を見据えています。段階を一つ飛ばさず踏んでいくつもりです。

正直、ここに書いたことが計画通りにいく保証はありません。レースペース走で「守れた」と思っても、本番の緊張と疲労はまた別物だろうと思っています。それでも、感覚ではなく数字を物差しにしたほうが、根性論より再現性があると私は信じています。この記事は、まだサブ5を達成していない私が、達成に向けて実際に積み重ねている途中経過の記録です。レース後には、キロ7分を守り切れたのか、それとも同じように歩いてしまったのか、包み隠さず追記していく予定です。

ゆう

有言実行できるよう、まずはレースペース走を淡々と積み重ねます。