対象読者: 初ハーフを控え「みんな何時間でゴールするのか」「自分は何時間かかりそうか」を知りたい人

ハーフマラソン時間の平均は?初心者向け目安

ゆう
  • 初ハーフ、自分は何時間くらいでゴールできるのか見当がつかない
  • 周りのランナーが何時間で走っているのか分からず、目標の立てようがない
  • 制限時間に間に合うかどうかも正直不安

こんなことに悩んでいませんか?

こんな人に向けて、私の実体験をもとにこの記事を書きます。

私も同じことで悩んでいました。フルマラソンには一度挑戦して4時間52分で完走した経験があり、ハーフマラソンも北千住ハーフマラソンで1時間57分というタイムで走ったことがあります。ただ、大会によってコースやコンディションは変わるので、次の大会に向けてキロ6分前後の練習データから、自分のハーフのタイムがどのあたりに落ち着きそうかを改めてGarminのデータで確かめている最中です(本記事はその実録です)。

この記事を読むと、市民ランナーのハーフマラソンの平均タイムがどれくらいか、自分のペースならゴールが何時間何分になるのか、そして制限時間に対してどれくらい余裕があるのかが分かり、初ハーフに向けた現実的な目標タイムを持てるようになります。

「自分は何時間かかりそうか」「みんな何時間でゴールしているのか」が気になっている人は、ぜひ最後までご覧ください。

読者

正直、ハーフって「フルの半分だから楽勝」みたいなイメージもあるんですが…

ゆう

私も最初はそう思っていました。でも実際にタイムを調べてみると、初心者にとっては決して「楽勝」と言えるものではありませんでしたよ

結論:平均タイムは2時間前後、初心者は2時間半〜3時間が現実的な目標

先に結論を出します。ハーフマラソンを完走した市民ランナーの平均タイムは、男性が1時間56分台、女性が2時間14分台というデータがあります。ただしこれは経験者も含めた完走者全体の平均であり、初めてハーフに挑戦する人がいきなりこのタイムを目指す必要はありません。初心者であれば、まずは2時間半〜3時間でのゴールを現実的な目標として置くのが妥当なラインです。

制限時間についても触れておくと、初心者向けに設計された大会では2時間半〜3時間で設定されていることが多く、この範囲を目標にしておけば「間に合うかどうか」への不安はかなり和らぐはずです。もちろん大会によって差があるので、あくまで目安として捉えてください。

ハーフマラソン初心者完走ガイドでハーフ全体の流れを先に確認しておくと、この記事の数字がより実感を持って読めると思います。

市民ランナーの平均完走タイムはどれくらいか

🖼ハーフマラソンのフィニッシュゲート付近、ゴールタイム表示の時計(2時間台)とランナーの背中を捉えた写真調

複数のランニングメディアが公開しているデータを見ると、ハーフマラソン完走者の平均タイムは男性が1時間56分台、女性が2時間14分台とされています。ただしこの平均は、練習を積んだ経験者から今回が初めての人まで、あらゆるレベルのランナーを含んだ数字です。大会の規模や参加者の年齢層によっても平均値は変わってくるため、この数字を「自分が到達すべきライン」だと捉える必要はありません。

初心者に絞った目安としては、完走を目指す段階であれば2時間〜3時間、ある程度練習を積んだ中級者であれば男性は2時間以内・女性は2時間15分以内、上級者であれば男性は1時間30分台・女性は1時間45分以内といった段階分けがされています。自分が今どの段階にいるのかを冷静に見極めることが、無理のない目標設定の第一歩です。

初めてのハーフなら、まず完走を優先する

初心者がやりがちなのが、市民ランナー全体の平均タイムを見て「自分もこれくらいで走らないといけない」と思い込んでしまうことです。私自身、フルマラソンに初めて挑戦したときは、平均タイムばかり気にして自分の実力を見誤り、20km手前で脚が売り切れて歩いてしまった経験があります。ハーフでも同じ失敗を繰り返さないよう、初めての大会では平均タイムを追いかけるのではなく、まず歩かずに完走することを最優先の目標にすべきだと私は考えています。

自分にとって現実的な目標タイムをどう決めればいいか、もう少し具体的に知りたい方はハーフマラソン目標タイムの決め方も参考にしてください。

読者

平均タイムを見て焦る必要はないんですね

ゆう

はい。平均はあくまで「相場感」であって、初めての大会での自分の目標ではありません。ここを混同すると、フルで私がやった失敗を繰り返すことになります

制限時間2時間半〜3時間の大会が多い

初ハーフを控えていると、平均タイムと同じくらい気になるのが「制限時間に間に合うかどうか」だと思います。国内のハーフマラソン大会は、制限時間を2時間半〜3時間に設定しているケースが多く見られます。制限時間2時間半の大会であれば、1kmあたり約7分07秒のペースで、3時間の大会であれば1kmあたり約8分32秒のペースでゴールすれば間に合う計算です。もちろん大会によって設定は異なり、競技志向の大会では制限時間が2時間程度と短いものもあるため、エントリー前に必ず自分の出る大会の要項を確認してください。

🖼大会エントリーサイトのスクリーンショット風。「制限時間2時間30分」の表示と関門タイム一覧が並んだ画面

データを見ると、完走者の半数以上は2時間半以内にゴールしている一方で、2時間半を超えてゴールする人も一定数います(男性で1割弱、女性で2割程度という報告があります)。つまり、初心者向けに設計された大会を選び、キロ7分〜8分台のペースでも歩かず走り切れる練習をしておけば、制限時間に対しては十分な余裕を持てるということです。

ゆう

私がフルで痛感したのは、「歩かず走り切る」練習を積んでおくことの重要性です。ハーフでもここは変わらないと思っています

ペース別ゴールタイム換算表【キロ6分・6分30秒・7分】

自分のペースが分かれば、ハーフマラソン(公式距離21.0975km)のゴールタイムは単純な掛け算で見積もれます。ここでは初心者が目安にしやすい3つのペースで計算してみます。

  • キロ6分ペース:21.0975km × 6分 = 126分35秒 → ゴールタイム約2時間07分
  • キロ6分30秒ペース:21.0975km × 6分30秒 = 137分08秒 → ゴールタイム約2時間17分
  • キロ7分ペース:21.0975km × 7分 = 147分41秒 → ゴールタイム約2時間28分
HM4_ペース換算表.png

見てわかる通り、キロ30秒ペースが落ちるだけで、ゴールタイムは10分前後変わってきます。逆に言えば、練習でキロ30秒ペースを上げられれば、ゴールタイムを10分単位で縮められるということでもあります。自分が普段の練習でどれくらいのペースを維持できているか分かっている人は、この表に当てはめるだけでおおよそのゴールタイムが見積もれます。

【挿入画像:GPSウォッチの画面キャプチャ風。ペース表示「6:00/km」と経過距離が表示された練習中の様子】

ただし、この計算はあくまで「そのペースを最初から最後まで一定に保てた場合」の理論値です。実際のレースでは給水所での減速やコースのアップダウン、後半の疲労によるペースダウンが必ず発生します。私自身の経験でも、フルマラソンでは前半と後半で同じペースを維持できたことは一度もありません。この表の数字よりも、実際のゴールタイムは数分〜十数分後ろにずれると考えておくのが現実的です。

私のキロ6分ペース実測データから見積もるハーフのタイム

ここからは、私自身のGarminの実測データをもとに、今の自分ならハーフマラソンをどれくらいのタイムで走れそうかを見積もってみます。

🖼Garminのアクティビティ画面キャプチャ。20.32kmのLSD走のタイム・平均ペース・平均心拍が表示された実際のログ画面

6月21日に走った20.32kmのLSD(ロング・スロー・ディスタンス)走の記録は、タイム2時間07分、平均ペースはキロ6分17秒、平均心拍147・最大心拍182でした。この距離はハーフマラソンの公式距離21.0975kmとほぼ同じで、心拍もきつすぎない「会話ができる強度」に収まっていたので、ハーフのタイム見積もりの材料としてちょうどいい実測値だと考えています。

このペース(キロ6分17秒)をハーフの距離までそのまま当てはめると、21.0975km × 6分17秒 ≈ 132分34秒、つまり約2時間13分がゴールタイムの見積もりになります。先ほど紹介した市民ランナーの平均データ(男性1時間56分台・女性2時間14分台)と比べると、私の見積もりは女性平均に近い水準で、男性平均には届いていません。この数字を上げたければ、キロ6分前後のペースをレース終盤まで崩さない持久力をつけるか、練習でのペース自体を上げていくかのどちらかが必要だと、自分のデータを見ながら実感しています。

ちなみに、実際に北千住ハーフマラソンを走ったときのタイムは1時間57分でした。今回のLSDペースでの見積もり(約2時間13分)より速いのは、レース本番はこのLSDペースより上げて臨んでいるからで、当日の走り方次第で見積もりより縮められることの裏付けにもなっています。

読者

実際に走ってみないと、本当のタイムは分からないですよね

ゆう

その通りです。この見積もりも、あくまで「今の練習ペースを維持できたら」という前提の数字です。実際のレースでは私自身、想定より遅くなることの方が多いです

なお、私の練習は夏場(7〜8月)は暑さの影響でペースが落ちやすく、同じ体感強度でも心拍が普段より10bpmほど高く出る傾向があります。ハーフのタイムを見積もる際は、大会当日の気温もあわせて考慮しておくべきだと考えています。

初ハーフに向けて今日からできること

ここまでの数字を整理すると、市民ランナーの平均タイムは2時間前後、初心者の現実的な目標は2時間半〜3時間、制限時間も2時間半〜3時間の大会が多い、というのが全体像です。そして私自身の実測データからの見積もりは、今のペースでいけば約2時間13分でした。

この数字を見て「自分にもいけそうだ」と感じた方も、「まだ厳しそうだ」と感じた方もいると思います。どちらであっても、次にやるべきことは同じです。まず自分の普段の練習ペースをGarminなどのGPSウォッチで正確に把握すること。次に、そのペースをこの記事の換算表に当てはめて現実的な目標タイムを持つこと。そして、エントリーする大会の制限時間を必ず事前に確認しておくことです。

自分に合った目標タイムの決め方をもう一段階具体的に詰めたい方はハーフマラソン目標タイムの決め方へ、ハーフの先にあるフルマラソンの完走タイムの相場感も知っておきたい方はフルマラソン完走時間の目安と割合もあわせて読んでみてください。

ゆう

北千住ハーフでは1時間57分でした。この見積もりとの差がどこから生まれるのか、次のレースでもまた確かめてみるつもりです

平均タイムはあくまで相場観であり、自分の目標そのものではありません。自分のペースを知り、換算表で見積もり、制限時間を確認する。この3つを押さえておけば、初ハーフへの不安はかなり具体的な準備に変えられるはずです。