フルマラソン完走時間の目安と割合【実データ】
こんな人に向けて、私の実体験をもとにこの記事を書きます。
私も同じことで悩んでいました。初めてフルマラソンにエントリーしたとき、頭にあったのは「完走できるかどうか」だけでした。今では、大会の制限時間内に完走という結果は出せています。ただし正直に書くと、20km手前から歩いてしまい、タイムは4時間52分でした。かっこいい話ではありませんが、その等身大の記録も含めてこの記事に書きます。
この記事を読むと、市民ランナーが実際にどれくらいの時間で完走しているのか、完走率がどれくらい高いのかという「相場感」が分かり、自分の目標タイムを現実的なラインで設定できるようになります。
「自分に完走できるのか」「みんな何時間でゴールしているのか」が気になっている人は、ぜひ最後までご覧ください。
正直、周りは自分よりずっと速いんじゃないかって思ってます
結論:完走タイムの目安は4時間半〜5時間台、完走率は9割前後
先に結論を出します。市民ランナーの完走タイムは、男性で平均4時間36分前後、女性で平均5時間6分前後というデータがあります。そして、6時間以内に完走する割合は男性で93.0%、女性で84.6%と、9割前後の人が制限時間内にゴールしているというのが実情です(ソースは後述)。
つまり「フルマラソンは一部の走力がある人だけのもの」ではなく、練習を積んで大会に臨んだ市民ランナーの大多数が完走にたどり着いている種目だということです。もちろん大会のコース難易度や気温、当日のコンディションによって数字には幅があるので、この数字はあくまで目安として捉えてください。
市民ランナーの平均完走タイムはどれくらいか
複数のランニングメディアが公開している大会データを見ると、完走者のタイムで一番人数が多い層は、男性が4時間半〜5時間、女性が5時間〜6時間の範囲に集中しているとされています。平均だけを見ると「自分には無理そう」と感じるかもしれませんが、実際には多くの人がこの4〜6時間のレンジに幅広く分布しているというのが実態に近い数字です。

私自身の初フルは、キロ7分前後のペースを想定していたのに、20km手前から脚が売り切れて歩く区間が発生し、最終的に4時間52分でゴールしました。それでも上のデータに照らせば、女性の平均レンジよりは遅く、完走者全体で見れば決して珍しいタイムではなかったんだと、記事を書きながら改めて実感しています。
サブ4は全体の3割に届かない狭き門
目標タイムの相場観として、4時間以内で完走する「サブ4」の達成率は男性で29.2%、女性で12.2%というデータもあります。つまりサブ4は、完走者全体で見ても3割に満たない、それなりに高いハードルだということです。初めてのフルマラソンでいきなりサブ4を目標に置くと、達成できなかったときに「自分には向いていない」と必要以上に落ち込みかねません。まずは完走、次に自分なりの目標タイムという段階を踏むほうが、精神的にも無理がないと私は考えています。目標タイムの決め方をもう少し詳しく整理したい方はフルマラソン完走のコツを実体験で解説もあわせて読んでみてください。
サブ4ってそんなに狭き門だったんですね
制限時間6時間の大会が多い理由
初フルを控えていると気になるのが「間に合わなかったらどうしよう」という不安だと思います。ここは先に事実を伝えておきます。国内のフルマラソン大会の多くは、制限時間を6時間前後に設定しています。もちろん4〜5時間台の短い大会や、7〜8時間台の長い大会もあり、この点は大会によって異なります。ただ、初心者が最初に選ぶ規模の大会であれば、6時間前後という設定が主流だと考えて差し支えありません。
先ほどのデータの通り、6時間以内の完走率は男女とも8〜9割台です。つまり「制限時間6時間の大会に、練習を積んで臨む」という条件がそろえば、多くの人が時間内にゴールできている計算になります。もちろんこれは平均であって保証ではありません。関門タイム(コース途中に設定された通過制限)で足止めされるケースもあるため、自分が出る大会の関門設定は事前に必ず確認しておくべきです。
「私も歩いてしまった」——20km手前からの実録
ここまでは一般的なデータの話でしたが、私自身の話も正直に書きます。初めてのフルマラソンとなった東京マラソン2025で、私は20km手前から歩いてしまいました。序盤にトイレへ行ってしまい、そのロスを取り返そうと飛ばしすぎたことが原因のペース配分ミスでした。それでもゴールタイムは4時間52分で、制限時間6時間の大会だったので、時間内には収まりました。
歩いてしまった経験がある身として言えるのは、完走タイムの平均や割合を知ることは「自分にもできそうだ」という安心材料にはなっても、油断していい理由にはならないということです。データ上、6時間以内の完走率は9割前後と高い数字ですが、それは相応の練習をしたうえでの数字です。何も準備せずに当日を迎えれば、その9割の中に入れるとは限りません。
練習はどれくらいやればいいんでしょうか?
現在の私は、次のひたちシーサイドマラソン(2026年11月15日)で「歩かず完走」を目指して練習を積んでいる最中です。週2〜3回の練習でどう組み立てているかはフルマラソン歩かず完走の練習メニューに実際のGarminデータつきでまとめています。
初フルに向けて今日からできること
完走タイムの目安と割合を知ったところで、次に気になるのは「自分は何を準備すればいいのか」だと思います。私の実感としては、優先順位は次の3つです。
まず、練習を継続できる仕組みを作ること。次に、当日の足元を支えるシューズを自分の脚に合ったものにすること。そして、大会当日の関門タイムと制限時間を必ず事前に確認しておくことです。特にシューズは初心者ほど「なんとなく」で選びがちですが、後半の脚の売り切れ方に直結する部分だと私自身の経験からも感じています。まだ大会用のシューズが決まっていない方はフルマラソン初心者向け完走シューズ おすすめから選び方を確認しておくことをおすすめします。
正直に言うと、私自身もまだ「歩かず完走」を達成できていません。この記事に書いた完走タイムや完走率のデータは、まさに今の私自身がその中のどこに位置しているのかを確かめるためのものでもあります。4時間52分・20km手前から歩いてしまったという経験は、決して自慢できるものではありませんが、同じように「自分に完走できるのか」と不安を抱えている人にとっては、一つのリアルな目安になるのではないかと思っています。データはあくまで相場観として使いながら、あとは自分の練習量を積み上げていく。それが、初フルを控えた今の私が伝えられる一番正直なアドバイスです。