マラソン靴下おすすめ4選|選び方3基準とマメ対策
こんな人に向けて、私の実体験をもとに記事を書きます。
私も同じことで悩んでいました。シューズは早い段階で見直したのに、靴下にまで気が回っていませんでした。今、練習の中で靴下も含めた足まわりの装備を見直しながら「歩かず完走」に向けて挑戦している最中です(本記事はその実録です)。
この記事を読むと、靴下をなんとなくで選んでいる状態から抜け出して、自分の足に合った1足を実売価格つきで選べる状態になれます。マメや靴下選びで足踏みしている人は、ぜひ最後までご覧ください。
正直、靴下なんてシューズの中に隠れて見えないし、そこまでこだわる意味あるの?
フルマラソンでは「シューズの次に足を守る」のが靴下
結論から言うと、フルマラソンの装備で優先順位をつけるなら、靴下はシューズの次に来ます。シューズが着地の衝撃を受け止める役目なら、靴下は足の皮膚とシューズの間で摩擦と汗を管理する役目です。42.195kmを走りきるまでの着地回数は数万回にのぼり、その間ずっと足は靴下と擦れ続けます。この摩擦を放置すると、シューズがどれだけ良くてもマメや靴擦れで走りを止められてしまいます。
私自身、7月18日に13.66kmを82分(キロ6分02秒)平均心拍163・最大184で走ったのですが、この距離になると足の中で靴下がわずかによれる感覚がはっきり分かるようになります。5〜10km程度の普段の練習ではまったく気にならなかった部分です。距離が伸びるほど、靴下の作り込みの差が足の状態に直結してくると実感しています。
シューズにはお金をかけたのに靴下は後回し、という人は多いと思います。ですが靴下は消耗品としても足の保護具としても軽視できない装備です。次の章では、何を基準に選べばいいかを具体的に整理します。
靴下選びの3基準:厚み・5本指かラウンドか・滑り止め
マラソン用靴下を選ぶときに見るべき基準は、厚み・5本指かラウンドか・滑り止めの有無の3つです。この3つさえ押さえれば、店頭やECサイトで並ぶ数十種類の靴下から、自分に合うものを絞り込めます。
厚み
厚手はクッション性が高く、着地の衝撃や靴擦れを抑えやすい一方、シューズの中で足が窮屈になりやすく、汗がこもると蒸れやすい面もあります。薄手は圧迫感が少なくシューズ本来のフィット感を活かせますが、クッションが少ない分、長距離では摩擦がダイレクトに伝わりやすくなります。フルマラソン本番は距離が長い分、極端な薄手より中厚手を選んでおくほうが無難です。
5本指かラウンドか
5本指ソックスは指同士が生地で仕切られるため、指と指が直接擦れ合うのを防げます。指の間にマメができやすい人には効果的な作りです。一方でラウンドタイプ(指が分かれていない普通の形)は履き慣れている人が多く、脱ぎ履きも簡単です。指の間のマメに悩んだことがない人は、無理に5本指へ変える必要はありません。
滑り止めの有無
かかとやアーチ部分に滑り止め加工が入っているモデルは、靴下がシューズの中でずれにくくなります。靴下がずれると生地にシワが寄り、そのシワが擦れの原因になるため、長距離になるほど滑り止めの有無は効いてきます。
マメ対策としての役割を靴下に持たせる
マメは、足の皮膚とシューズの間で繰り返し発生する摩擦と、汗による湿りが重なって起きやすくなります。靴下の役割は、この摩擦を減らし、汗を吸って外へ逃がすことです。5本指で指同士の摩擦を断つ、滑り止めでずれによるシワを防ぐ、吸汗速乾素材で湿りを残さない。この3つが揃っている靴下ほど、マメ対策としての機能が高いと言えます。
それでもマメができたらどうすればいい?
靴下だけですべてのマメを防げるわけではありませんが、シューズ・靴下・ワセリンなどの摩擦対策を組み合わせることで、マメのリスクはかなり下げられます。
マラソン用靴下の定番ブランド4選
ここからは、2026年時点で実際に流通している定番ブランドを紹介します。スペックの細部はモデルによって差があるため、価格は実売の目安として「◯円前後」で示します。

タビオ(Tabio)レーシングラン五本指ソックス
靴下専業メーカーであるタビオのランニング向けラインです。5本指で指同士の摩擦を防ぎつつ、土踏まずをサポートする編み込みが入っており、マメ対策を最優先したい人の第一候補になります。実売2,000円前後。 タビオ レーシングラン五本指ソックス(提携リンク準備中)
R×L(アールエル)ランニングソックス
ランニング専業ブランドで、5本指タイプとラウンドタイプの両方をラインナップしています。かかと部分に滑り止め加工が入ったモデルもあり、長距離での靴下のずれを抑えたい人に向いています。実売1,980円前後。 R×L ランニングソックス(提携リンク準備中)
C3fit アーチサポートアンクルソックス
ゴールドウインが展開するスポーツブランドで、テーピングのようにアーチ部分を編み込みでサポートする作りが特徴です。足裏の疲労感を軽くしたい人、マメよりも足全体の安定感を優先したい人に向いています。実売1,470円前後。 C3fit アーチサポートアンクルソックス(提携リンク準備中)
ザムスト(ZAMST)HA-1メッシュソックス
サポーターメーカーであるザムストのランニング用ソックスです。メッシュ素材で通気性を確保しつつ、着圧設計で足のむくみや疲労を抑える方向に振られています。マメ対策よりも足の疲労軽減を重視したい人向けの選択肢で、実売2,000円台前半です。
ペルソナ別:あなたに合う靴下はどれ
指の間のマメに悩んだ経験がある、または不安がある人は、タビオの5本指タイプが最有力です。指同士の摩擦を物理的に断てるのが強みです。
かかとやアーチ部分の靴擦れが気になる人は、R×Lのうち滑り止め付きモデルが向いています。5本指かラウンドかは、指のマメ経験の有無で選び分けてください。
足裏の疲労感やアーチの安定感を優先したい人はC3fit、むくみや足全体の疲労を抑えたい人はザムストが候補です。着圧の効果を医学的に断定することはできないので、一般的な傾向として捉えてください。
「結局どれが正解か」は、今困っている症状(マメか、ずれか、疲労か)に合わせて選ぶのが答えです。全部を解決する万能な1足はありません。
私の場合:靴下の使用状況
私自身は普段の練習から靴下屋(Tabio)の靴下を愛用しています。上で紹介した4ブランドの中でも、実際に選んでいるのはタビオです。5本指タイプで指同士の摩擦を防げる作りが、長い距離を走ったときの安心感につながっています。
夏場(7〜8月)は特に汗の量が増えるので、靴下選びの影響を感じやすい時期です。8月1日に7.5kmを42分(キロ5分38秒)平均心拍169・最大185で走った日は、同じような距離とペースでも心拍が上がりやすく、汗の量も普段より多くなっていました。こうした時期は、靴下の吸汗速乾性能の差がより体感しやすくなると感じています。
レース当日に新品を下ろさない鉄則
シューズと同じく、靴下もレース当日に新品を下ろすのは避けるべきです。どんなに評判の良い靴下でも、自分の足との相性は履いてみるまで分かりません。縫い目の位置や生地の厚みが自分の足に合わず、練習では気づかなかった箇所が本番で擦れる、ということは十分に起こり得ます。
じゃあ、いつから試せばいいの?
最低でも、フルマラソンの半分にあたる20km前後を同じ靴下で走ってから本番に臨むのが安全です。持ち物の準備を含めた当日までの流れはマラソン当日の持ち物チェックリストにまとめているので、あわせて確認しておいてください。
まず1足、練習で試すことから
靴下は目立たない装備ですが、42.195kmの間ずっと足に触れ続ける唯一のものです。シューズ選びについてはフルマラソン初心者向け完走シューズおすすめ5選で詳しく解説していますが、靴下も同じ発想で「完走」という軸から逆算して選ぶべき装備だと私は考えています。
マメ対策を優先するならタビオ、ずれの少なさを優先するならR×L、足全体の安定感ならC3fit、疲労軽減ならザムスト。まずはどれか1足を選んで、本番までの練習で実際に試してみてください。情報を集めるより、20kmを一緒に歩いてくれる1足を早く見つけるほうが、完走への近道になります。