フルマラソン練習用と本番用シューズは分けるべきか
こんな人に向けて、私の実体験をもとに記事を書きます。
私も同じことで悩んでいました。1足のシューズでどこまで戦えるのか、正直今も答えを探している最中です。ただ、月間の走行距離がまだ150kmに届いていない今の自分は「まず1足を履き込む」という結論で、この迷いに一旦決着をつけています(本記事はその実録です)。
この記事を読むと、練習用と本番用のシューズを分けるべきタイミングと、今の自分に合った選び方が分かります。シューズを増やすべきか迷っている人は、ぜひ最後までご覧ください。
結局、ちゃんと走ってる人はみんな2足持ってるんですか?
結論:初フルなら1足を履き込むのが正解。2足体制は月間150km超えてから
先に結論を書きます。初めてのフルマラソンに挑む段階なら、練習も本番も同じ1足で通すのが正解です。練習用と本番用を分ける2足体制を検討していいのは、月間走行距離がおおよそ150kmを超えてきた頃からで十分間に合います。
150kmという数字を軸にするのは、それくらいの走行量になって初めて、2足を使い分ける意味が生まれるからです。1足あたりの消耗ペースが上がり、片方を温存して片方を踏み込むといった役割分担が実際に機能し始めます。逆に月間の走行距離がそこまで届いていない段階で2足を持っても、両方が中途半端にしか減らず、「今日はどっちを履くか」で迷う手間が増えるだけになりがちです。
私自身、普段は5〜10kmを週2〜3回のペースで走っていて、月換算にするとだいたい60〜120km程度です。7月18日に13.66km(82分、キロ6分02秒、平均心拍163・最大184)を走った日も、8月1日に7.5km(42分、平均心拍169・最大185)まで距離が落ちた日も、同じ1足で通しています。距離もペースも日によってばらつく今の段階では、1足に絞ったほうがシューズとの相性を安定して確かめられると感じています。
150kmって、結構走り込んでいる人向けの数字ですよね?
まだ手持ちのシューズ自体に不安がある、練習にもレースにも使える1足がそもそも決まっていないという人は、先にフルマラソン初心者向け完走シューズおすすめ5選で軸になる1足を固めるところから始めてください。
1足体制のメリット:足に馴染む・本番で違和感が出ない
1足を履き込む最大のメリットは、本番当日に「初めて履く感覚」がゼロになることです。新品や履き慣れないシューズで本番に臨むと、想定していなかった箇所が擦れたり、いつもの練習とは違う沈み込み方でフォームが崩れたりするリスクがあります。42.195kmという長丁場で、シューズ由来の不確定要素をわざわざ増やす必要はありません。
私はGarminで練習を全部記録していますが、6月21日の20.32km LSD(2時間07分、平均心拍147・最大182)を走ったシューズと、8月11日の10.58km(61分、平均心拍156・最大179)を走ったシューズは同じ1足です。距離もペースも違う日をこの1足で重ねているからこそ、「このシューズならこのくらいのペースでこう感じる」という感覚が少しずつ積み上がっている実感があります。本番でこの感覚をそのまま持ち込めることが、1足体制の一番の強みだと思っています。
2足体制に移るタイミングとローテーションの考え方
月間150kmという目安に届いたら、次は「どう分けるか」を考える段階に入ります。

目安になるのは主に2つです。ひとつは月間走行距離が継続的に150kmを超えてくること。もうひとつは、今のクッション系の1足だけでは反発が物足りなく感じる場面が増えてくることです。この2つが重なったタイミングで、2足目の検討に入るのが自然な流れだと考えています。
2足に分けたあとの考え方は、「全部を反発系に置き換える」ではなく、「土台を作る1足+刺激を入れる1足」で役割を分けることです。普段のジョグや距離を踏む練習はクッション性重視の1足に任せ、そこにポイント練習やレースペース走の時だけ反発の強いモデルを混ぜていく。本番用の1足は、そのポイント練習で使い慣れたものをそのまま持っていく形になります。厚底カーボンのようなレース専用モデルを2足目の候補に入れるかどうかは、また別の判断軸があります。厚底カーボンはいつから?初心者が履く目安で走力とペースの目安を整理しているので、月間走行距離が伸びてきた段階であわせて確認してみてください。
私自身はまだこの段階に届いていないので実践はできていませんが、Garminのログを見返しながら、月間走行距離が安定して150kmを超えたタイミングで、まず1足の追加を検討しようと考えています。
2足になったら、練習のたびにどっちを履くか迷いませんか?
シューズの寿命はどれくらい?走行距離の目安
シューズの交換時期についても、1足体制か2足体制かで管理のしやすさが変わってきます。一般的にランニングシューズの寿命は、走行距離にして500〜800km程度が目安とされることが多いようです。ただしこの数字は体重や着地の癖、練習する路面によって前後するとも言われていて、断定できるものではありません。ソールのクッション材のへたりや、外側のすり減り方を見ながら、自分の感覚と合わせて判断するのが現実的だと思います。
1足体制のうちは、履いているシューズが1つしかないので寿命の管理はシンプルです。走行距離を積み上げていくGarminのログを見返せば、今どのくらい消耗しているかが把握しやすくなります。2足体制に移ると、それぞれの走行距離を別々に管理する必要が出てくるので、この点でも「まだ1足で十分な段階で無理に2足に分けない」ほうが手間は少なく済みます。次の1足を選ぶ際の基準はフルマラソン初心者向け完走シューズおすすめ5選で挙げた考え方がそのまま使えるので、寿命が近づいてきたタイミングで見直してみてください。
500〜800kmって、結構幅がありますね
私が今履いているシューズの話
正直に書くと、今の私が練習のほとんどをこなしている1足はOn クラウドモンスター1です。クッション性が良く、普段履きもできるくらい馴染みやすいのが気に入っているポイントです。6月21日の20.32km LSD、7月18日の13.66km、8月1日の7.5km、8月11日の10.58kmと、距離もペースもばらばらな練習を、すべてこの1足で走ってきました。まだ2足目を検討する走行距離には届いていませんが、この1足を履き込むほどに、自分の脚とシューズの相性が少しずつ見えてきている感覚があります。
もし今の1足に不安がある、そもそも軸になる1足がまだ決まっていないという人は、私が今のペースに落ち着くまでに比較したアシックス GEL-KAYANO 33(提携リンク準備中)のような安定性重視のモデルか、初めて厚底に触れる人でも扱いやすいHOKA クリフトン11(提携リンク準備中)あたりが、練習と本番を1足で兼ねる選択肢として現実的だと思います。どちらもレース本番までそのまま使える設計なので、2足体制を焦る必要はありません。
今の自分に合う1足を、まず履き込む
練習用と本番用を分けるかどうかは、意志の強さや本気度の問題ではなく、今の走行距離に見合っているかどうかの問題です。月間150kmという目安に届いていないうちは、2足を持つメリットより、1足を履き込んで足に馴染ませるメリットのほうが大きくなります。私自身、今はまだその手前の段階だと自覚しながら、この1足でひたちシーサイドマラソンの「歩かず完走」、その先のさいたまマラソンでの「サブ4」に向けて練習を積んでいるところです。焦って2足目を買うより、今の1足と自分の脚の相性を確かめる時間を、まずは大事にしてみてください。